株式会社 東京鐵骨橋梁

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ADS床版

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性能確認試験

ADS床版の性能を確認するために、輪荷重走行試験、連続合成桁負曲げ試験、ずれ止め押抜きせん断試験、型枠剛性確認試験などを実施しています。

輪荷重走行試験

当社では、平成16年7月に独立行政法人土木研究所の輪荷重走行試験機を用いた試験を実施し、高い疲労耐久性を確認しています。
輪荷重走行試験では、最大392kN(40tf)、52万回に至るまでの疲労耐久性を確認しました。

輪荷重走行試験

たわみと走行回数

連続合成桁負曲げ試験

当社では、平成17年4月に社団法人 日本建設機械化協会 施工技術総合研究所において、連続合成桁にADS床版を用いた負曲げ試験を実施し、連続合成桁の中間支点上でRC床版と同等のひび割れ制御が可能であることを確認しています。

試験体は、以下の2体を実施しました。

ADS-A: 配力鉄筋D22×125ピッチ2段鉄筋比2.2%(ハンチ含む)
ADS-B: 配力鉄筋D22×100ピッチ2段鉄筋比2.6%(ハンチ含む)クラックバスター使用

配筋状況

載荷点位置

パイゲージ

載荷試験状況

負曲げ試験結果

1. 中立軸

両試験体とも、下図のように計算値(鋼桁+底鋼板+配力筋)に漸近しており、底鋼板が断面性能にかなり有効に働いていることがわかりました。

2. ひび割れ性状

配力鉄筋の応力が98kN/㎟時の平均ひび割れ幅および平均ひび割れ間隔は以下です。

平均ひび割れ幅と平均ひび割れ間隔

試験体名 平均ひび割れ幅(mm) 平均ひび割れ間隔(mm)
ADS-A 0.17 278
ADS-B 0.14 227

ひび割れ性状は、鉄筋比を2.2%以上にすることで、RC床版と同等のひび割れ制御ができることを確認しました。また、クラックバスターを用いるとさらにひび割れ分散性が良くなるのを確認しました。

型枠剛性確認試験側面のひび割れ状況

中央部のひび割れスケッチ図(ADS-A)

ずれ止め押抜きせん断試験

ADS床版では、底鋼板とコンクリートの一体化を図るために、ずれ止めとして孔あき鋼板ジベルとスタッドジベルを用いています。2種類のずれ止めを併用することによる合成効果を押抜きせん断試験により確認しました。
試験体は、各ずれ止め単独のタイプと併用タイプの3種類としています。

押抜きせん断試験状況押抜きせん断試験状況

併用タイプは、ずれ剛性で8:2の分担比率となりましたが、ADS床版の設計時は、安全性を考慮して孔あき鋼板ジベル単独でせん断力に抵抗できるように設計しています。

ずれ止めの分担比

ずれ止めタイプ 最大せん断力 ずれ剛性
実測値
(kN)
タイプ-3を1とした
場合の比
実測値
(kN/ mm)
タイプ-3を1とした
場合の比
タイプ-1 孔あき鋼板 339 0.46 3204 0.69
タイプ-2 スタッド 453 0.61 1637 0.35
タイプ-3 孔あき鋼板+スタッド 738 1.00 4676 1.00

併用タイプのずれ止め分担比率

ずれ止めタイプ 最大せん断力(kN) ずれ剛性(kN/ mm)
実測値
孔1個または
スタッド1本
あたり
分担比率 実測値
孔1個または
スタッド1本
あたり
分担比率
タイプ-1 孔あき鋼板 339 170 0.60 3204 1602 0.80
タイプ-2 スタッド 453 113 0.40 1637 409 0.20

作用せん断力と相対ずれ変位

型枠剛性確認試験

型枠剛性確認試験ADS床版のコンクリート打設時の型枠支保工としての安全性を確認するため、実物大試験体を製作し、静的載荷試験を実施して安全性を確認しています。コンクリート自重によるたわみは、設計計算値とほぼ一致し、また、支間中央の最大たわみは、3.2mm(L/1250)と小さく、許容値(L/500)を十分に満足しました。したがって、ADS床版は型枠支保工としての剛性を十分に有する合成床版です。

型枠剛性確認試験状況

充填性確認試験

ADS床版の横リブにフランジを取り付けた構造のコンクリート充填性を確認するために、フランジの刃を下向きに7%の縦断勾配を付けてコンクリートを打設し、充填性を確認しています。試験体を切断して横リブフランジ下面部、横リブ孔部およびスタッド部を確認したところ、コンクリートの充填性は良好でした。ただし、実工事では、横リブのフランジは縦断勾配の高い方へフランジの刃を向けることを基本にしています。

横リブ孔部

スタッド位置

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0297-78-1113  株式会社 東京鐵骨橋梁 技術研究所

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